【医師による】大学受験の志望校の決め方!

高校生の皆さん、大学受験の志望校ってどのように決めていますか?「自分の偏差値がこのくらいだからここの大学のここの学部がちょうどいいかな。」こんな決め方してないでしょうか?正直、僕もこのような決め方をした一人です。

大学受験の志望校は自分の偏差値に合わせて決めてしまう人がどうしても多いように感じます。学校や予備校の先生もこのような選び方に自然となってしまっていると思います。
今回は自分の経験も踏まえて入学してからもこの大学、この学部でよかったと思えるような大学受験での志望校の決め方を皆さんに伝えたいと思います。

スポンサーリンク

大学受験の現状

大学受験は今やほとんどの高校生が通る道のりとなっています。大学受験をしない人はかなり少数派ではないでしょうか。
そんな大学受験ですが多くの高校生、浪人生は偏差値で志望校を選んでしまっていると思います。予備校に通うとたくさんの大学の受験科目や偏差値が書いてある紙を配られますよね。そこから自分の希望や成績を踏まえて〜大学の〜学部と志望校を決めていくと思います。

僕もそのような決め方をした一人です。

自分の体験

僕は関西のとある進学校に中学受験をして入学しました。中学高校ではそれなりに勉強もして成績もそこそこよかったです。高校も終盤に差し掛かりいよいよ志望校を決める時期になりました。僕は漠然とゲームが好きだったためゲームに関連がありそうな工学部系を目指していました。

そして迎えたセンター試験。もともと国語が苦手ででそこまでセンター試験は得意ではありませんでした。受けた感覚としてはそれなり出来ではないかと思っていましたが蓋を開けてみると国語が200点満点で90点台と厳しいものでした。全体では82%くらいでした。

僕の親は医学部卒だったこともあり医学部の受験を僕に勧めていました。センター試験も振るわず、親と予備校の先生の勧めもあり志望校をとある大学の医学部に変更しました。(そこだとセンター試験の配分が低かったため)
そして結果としてはその大学に合格することになります。

僕はそもそも最初は工学部を目指していましたが成績と親の勧めもあり医学部に変更することになります。医学部に入学してからは特に不満もなく勉強や部活をしました。学生の間はあまり人生について考えていませんでした。そして卒業していざ働いてみた時ここで初めて違和感を覚えました。

果たして自分は医療をしたいのだろうか。

そもそも自分はゲームを作るなどのクリエイティブな仕事をしたかったはずです。医療自体が嫌いなわけではないですがなかなか自分の身を削って他人を救うという医療のスタイルは自分には合わないと感じました。今は研修医が終わってからは研究をしたいと考えています。

志望校の選び方

結論を言うと成績や他人の勧めで学部を選んでしまうと学生生活は困りませんがやりたい仕事を行えなくなります。

全く将来の希望がない人であればどの学部に行っても問題ないと思いますが、ある程度希望がある人はそこの大学のその学部からどういった仕事に就くことができるのか考えた上で志望校を選ぶべきです。

決して偏差値がこの辺りだからこの学部かなと選んでしまってはいけないと思います。「自分のやりたい仕事に将来就ける、いきたい大学に行ける。」このような選び方の方が勉強のモチベーションも上がるはずです。このような選び方を実現するためにも学生の間に少し時間を作っていきたい大学、なりたい職業について調べる時間を作るといいと思います。そこまで時間がかかる作業ではないはずです。

医学部の話

自分の入った医学部医学科に入ると将来は主に医師か研究者くらいに限定されると思います。学生生活に関しても他の学部よりも2年間長いため働き始めるのも遅くなります。医師は安定した職業と言われていますが当直など寝ずに1日働いた後翌日も働くというハードな仕事です。

ただ確かに就職に困って稼げないことはないと思います。医師を増やそうと新しい医学部を作ったりしていますが結局みんな東京や大阪など都会に行ってしまうため地方は常に医師不足です。地方に行けばそれなりに高い給料で働くことができます。最近は強制的に地方で働くことになる大学のコースもありますね。

僕の同級生の中にはやはり東京や大阪の有名な進学校から医学部は偏差値が高いから入ったという人が多かったです。

ただ働いてみて思うのは結局医学部は本当に医者になりたい人が入るべき学部です。そこへの合格人数を予備校や進学校は競っていますがそれは競うべきものではないと思います。どうしても今の大学受験が医療と関係のない勉強での選抜なので勉強できるかできないかが受験に合格する判断基準になっています。そもそも生物を受験しなくても合格できる医学部はなんで存在するのでしょうか。日本の大学はもう少し考えた方がいいと思います笑。

逆に本当に医学部に入りたいという人はしっかりと目指した方がいいです。医学部には他の学部や仕事から医学部に入り直したという人がある程度いました。医者になるには医学部に入るしかないので頑張ってくださいね。次の記事に医学部の生活について書いているのでこちらも参考にしてくださいね。

まとめ

結論はすでに書いているのでここでは簡潔に書きます。

最近はインターネットでたくさん情報を仕入れることができます。むしろ調べられないことはなくなってきていると思います。大学受験は将来の生活に向けての大きな一歩なので本当に自分が将来やりたいことを考えてそこに向かうことができる大学、学部はどこだろうかというように志望校を決めてください。
医学部に関しては偏差値が上だから目指すのではなく、医師になりたいという強い気持ちがある人が目指した方がいいと思います。

雑談

途中でも書きましたが日本の教育って少し変わっていますよね。高校までで習う内容って確かに大事な部分もありますが大学に入ってからはあまり使わないことが多いです。医学部にも生物を学ばずに入学できます。もはやセンター試験で良い点数を取るだけで入学できる医学部もあります。面接はありますけどね。

なんだかもう少し良い教育だったり受験システムってないんですかね。

コメント

  1. […] 【医学部卒業生による】大学受験の志望校の決め方!大学受験の志望校ってみなさんどうやって決めていますか?結局偏差値の表を眺めて自分の成績だとこの辺かなと決めていないでし […]

タイトルとURLをコピーしました