M2 plusとisho.jpの違いについて(医療系電子コンテンツアプリ)

Apple製品

研修医になったら嫌でも関わることになるアプリ、それがM2 plusとisho.jpの2つです。
このアプリはどちらも主に医学書を扱っている電子書籍のアプリです。
この2つのアプリには一部同じ本も電子書籍として登録されているのでどちらのアプリを使うか迷ってしまう人もいると思います。
今回の記事ではM2 plusとisho.jpの違いについて書いてみたいと思います。

この記事を読むとこれらの2つのアプリの違いがしっかりわかります!

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まずは結論

いきなりですが、同じ本をどちらのアプリで購入するか迷っている場合、現状でおすすめはisho.jpの一択です!
理由は単純で書き込み機能が最強なので迷ったらisho.jpにしましょう。
M2 plusでは直接書き込みが出来ません。(2021年1月現在)

いろいろなおすすめのアプリに関してはこちらの記事にもまとめているので参考にしてみてください。

なぜM2 plusやisho.jp?

そもそもなぜこれらのアプリが有名ではないのにも関わらず出てくるのでしょうか。
電子書籍といえばやはりKindleですよね。
ただ残念なことにKindleには日本の医学書はほとんどありません。
どうしても需要が限られているからなのでしょうか。

そこで医学書の電子書籍と調べて出てくるのがこの2つのアプリになります。
今の時代重くて分厚い医学書はiPadに入れて持ち歩くのが主流です。
嫌でも医者になるとこの2つのアプリは関わることになってしまうわけですね。

そもそも違いってあるの?それぞれの特徴について

正直なところどちらも一般的な電子書籍のアプリであり、大きな違いはありません。
結局、本によってはどちらかのアプリにしかないということになるのでどちらもダウンロードすることになってしまいます。
ただやはり両方のアプリにある本もあるので細かい違いについて説明します。

M2 plus

M2 plus 公式サイト:https://www.m2plus.com

M2 plusはエムスリーという企業が運営している電子コンテンツのサービスです。

M2 plusの特徴は

  • セット価格
  • オリジナルの編集
  • 書き込みはできない

この3点です。

セット価格

これは純粋にセット価格で安くなるということです。
いくつかのセットがあってよく使うであろう教科書がセットになっています。
セット割引があるので自分が買おうと思っていた本がセットになっていたりするとお得ですね。
人気の本をまとめてセットになっているので少しでも節約したい時におすすめです。

オリジナルの編集

M2 plusではいくつかの本がアプリのような形にまとめられています。(eBook版といいます)
例えば今日の治療薬は普通の本のような形式ではなく、一つ一つの薬ごとにページになっています。
さらに他の教科書との連携などもあり、気になる部分をクリックするとイヤーノートのページに飛ぶという機能もあります。

この機能については周りの研修医からも賛否両論の部分です。

例えば今日の治療薬だと、本来の紙の本だと書いてある部分が一部見れなかったりします。
また容量が先に書いてあってどの用法に対するものなのかわかりにくいなどと言ったそもそもの編集の問題もあります。
薬価も少しわかりにくいところにあります。
アプリのように作られている反面少しわかりにくいところもあるという総合評価ですね。

書き込みはできない

書き込みが出来ないのはかなり大きなマイナスポイントだと思います。
やはり教科書というのは何かしら足りない部分があってそこに書き込むことによって内容が充実していきます。
多くの研修医が使っている当直医マニュアルも書き込んで充実させる本だと思います。
僕はこの本は書き込んだりすぐに開けた方がいいと思って紙のものを購入しました。

M2 plusは付箋を貼ったりブックマークしたり検索したりの機能はついていますが、直接書き込む機能はありません。
少し残念ですね。

isho.jp

医書.jp公式サイト:https://store.isho.jp

こちらは医学書院が運営している電子コンテンツのサービスです。

isho.jpの特徴は

  • 書き込みできる
  • 本の種類が多い


この2点です。

書き込みができる

書き込み機能は電子書籍になくてはならない機能です!

これがあるだけでisho.jpの方がM2 plusに勝っていると思います。
iPadでこのアプリを入れてApple pencilで書き込むことができればもう紙の本はほぼいらないようなものです。
isho.jpではApple pencilで画面を長押しするとマーカーや書き込みの選択肢が出てきてこれらの機能が使えます。
この機能は本当に素晴らしいです。

本の種類が多い

本の種類に関してもisho.jpの方が多い印象です。
個人的にお勧めしている最新の治療シリーズもisho.jpにしかありません。
ただ多いとは言え収録されていない本もあるのでないものは仕方ないですね。

まとめ

最初に書いたようにお勧めは書き込み機能があるisho.jpですがeBook版のスタイルが自分にあっていると思う人はM2 plusをメインで使ってもいいかもしれません。

この記事を書いているのが2020年の9月ですがいずれはM2 plusも書き込みができるようになるはずです。
ただ現状はisho.jpの方がおすすめということなのでまだ電子書籍を始めていない人は是非この機会にisho.jpで何か教科書を購入してみてください。

とにかく重い教科書を持ち運ばなくていい電子書籍は病院で働く上で必須です。
僕は医者であれば絶対に1台iPadを購入するべきだと思っています。

iPadに関してはiPad mini、11インチのiPad Pro、iPad airあたりがおすすめです。
下の記事にiPad Pro 12.9インチについて書いていますが、病院内で持ち歩くには少し大きいです。

個人的には早くApple Pencil2に対応したiPad miniが発売されて欲しいと思っています。

この記事を読んで是非みなさんも電子書籍ライフを始めてみてください!

iPadを持っていない人はこちらの記事を参考に購入を検討してみてください!

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