以前受験したファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格通知が届きました!
みなさんファイナンシャルプランナーって知っていますか?ファイナンシャルプランナーは合格するとFP技能士という国家資格になります。それなりに持っている人も多い資格ではないでしょうか。社会人になるにあたって必要な税金、年金、保険などに関する資格です。
今回は医師である僕がファイナンシャルプランナー3級を取得した経緯や勉強法などを簡単に書いてみたいと思います!
取得した経緯:高校数学よりも重要!?
ファイナンシャルプランナーとは税金や保険などの知識を持ちアドバイスをすることができる資格です。そして個人的には高校数学なんかよりもよっぽど社会で役に立つ知識だと思います。
まず取得しようと思った経緯ですが、働き始めてとにかく自分にお金の知識がないことを痛感しました。働くと給料をもらったり保険に入ったりと自分があまり詳しくない領域に関わることになります。
僕は医学部を出ましたが、医学部では一般教養が終わったあと医学以外のことを勉強することは皆無です。僕は給料をもらっているのにも関わらず自分の給料からどのような税金、社会保険料が引かれているのかも知らずにただ銀行口座に振り込まれている金額を受け取ることに違和感を覚えました。
日本にはふるさと納税やNISAなど国が提供している節税のための手段もいくつかあります。
しかし色々な人と話してもこれらの制度を利用している人は半分程度でした。特にふるさと納税に関しては損をする可能性が極めて低い制度ですが全員が利用しているわけではありませんでした。まあただ知識をつけるのもいいですが僕は勉強するにあたっての目標が欲しかったためただ勉強するのではなく資格を目指して勉強することを選びました。
勉強方法:まずはテキストを決めよう
まずテキストは「うかる!FP速攻テキスト 3級」にしました。これの問題集も購入しました。
写真は僕が使った去年のテキストですね。
選んだ理由は適当にネットで検索しオススメされていたからです。テキストは電子書籍で購入し、問題集は紙媒体にしました。あまり大きい本ではなくkindleで書き込みのできない本だったのでどちらも紙の本でもよかったかもしれません。この本を選んで特に勉強しにくいと感じることはありませんでした。そこまで難しい内容ではないためこれと決めたテキストをしっかり一通り勉強するのが重要だと思います。
本を購入した後は受験する日程を選びそこに向かって勉強の予定を考えました。
僕は勉強期間を3ヶ月に設定しました。計算したところ1日12ページほどで一通りテキストを読んで問題集を終えることができる計算になりました。試験直前の2週間程度は復習の期間としました。主に仕事終わりに勉強しましたが1日のノルマの12ページはそこまで多くなかったので比較的順調に進めました。当直などでできない日もあったためそういう時は休日などの多めにやりました。
試験当日:とにかく過去問が重要
試験に関しては金財という会社とFP協会という会社の2つの試験があります。どちらも学科試験(マルバツ問題と3択問題)は共通で後半の実技試験(3択問題)は少し異なります。
僕はFP協会の試験を選択しました。日程は1年間に3回(1月、5月、9月)行われています。合格点は学科試験、実技試験を両方6割、受験費用は3級は6000円でした。2級はもう少し受験費用が高く問題が4択になるようです。
学科試験が2時間、実技試験が1時間です。試験会場は自宅から結構近いところだったので歩いて行きました。会場に着くと思いのほか受験人数が多くてびっくりしました。試験の内容としては問題集にある問題に似ている問題が多かった印象です。少し見たことがない問題もありましたがそれなりにできました。
まとめ
結果は8割程度取れての合格でした。勉強期間としては3ヶ月くらいがちょうどよかったように感じます。とにかく過去問が重要ですね。
結果が何であれ医学以外のことを勉強するのは新鮮で楽しかったです。この資格を勉強することによって年金、保険、税金などに関して知識を身につけることができました。誰もが知っているべき知識なので資格はいらないかもしれませんが皆さん一度は勉強してみるといいと思います。
個人的にはこういう知識は高校あたりでしっかりと学ぶ機会があってもいいんじゃないかなと思っています。最近は年金が足りないだの色々な話題があるため自分の将来のためにもしっかりとお金の勉強は必要です。学生の頃のように親に支えてもらうわけではないので生活に必要な知識は医学と同様に勉強する必要がありますね。
3級を合格すると2級の受験資格が得られますがまた余裕があるときに受けるか考えてみたいと思います。
ファイナンシャルプランナーに興味がある人、何か質問ある人コメントお待ちしています!
コメント
[…] 個人的に重要な項目だと思いますがお金にあまり興味がない人は勉強の必要はないと思います。ただ社会人になると今までとは違い自分の給料で生活していく人が多くなると思います。給料は一見指定した口座にお金が振り込まれているだけですがそれは色々な税金が引かれた後の金額です。そこにはどういう税金が引かれているのか僕は知りたいと思いました。また、ふるさと納税などのお得な制度があるにも関わらずまだ利用していないという人が周りにいて少し驚きます。こういう内容は正直なところ高校や大学でもっとしっかり学ぶべき内容だと思います。知らないと損してしまいますし、高校時代に学んだ数学とか理科よりはよっぽど重要です。節約のために医療の教科書を買うのをためらうくらいならお金について勉強した方が最終的には得だと思います。僕は研修医になってから勉強しましたが時間のある時にさっと勉強してしまうのがいいと思います。僕は研修医になってから勉強のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。それについては別の記事で書いているので参考にしてくださいね。 […]
[…] 国家試験が終わったあとはあまり有効に活用できずにいました。旅行の計画を少しGoodNotesでまとめたりはしましたがそれぐらいでした。再びiPadが活躍し始めたのは就職してからですね。色々な本をアプリで購入したのでそれを読むのに使っています。前回書いたファイナンシャルプランナーのテキストも購入しましたし医学書も何冊もいれています。たくさんの本を1つの端末で持ち運べるのは便利です。(ただ本がM2 plusや医書.jpなどのアプリに分かれているところは改善して欲しいですね)国家試験の時と同様に学んだことをEvernoteにまとめたりもしました。 […]