卓越大学院プログラムは入るべきか?実際に入った感想!

M.A

大学院に入学するとたくさんのプログラムが紹介されると思います。そんな中の一つ、卓越大学院プログラムというプログラムをみなさん知っていますか?卓越大学院プログラムは企業や研究機関などとの交流を通して卓越した博士人材を創出するというプログラムです。これだけ言ってもよくわからないと思うのでこの記事では卓越大学院についてこのプログラムに参加している私が実際どのようなことをするプログラムなのか、また参加するべきなどか解説したいと思います。大学院に入学を考えている人はぜひ読んでみてください!

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卓越大学院プログラムについて

卓越大学院プログラムは文部科学省によるプログラムであり、ホームページには

「卓越大学院プログラム」は、各大学が自身の強みを核に、これまでの大学院改革の成果を生かし、国内外の大学・研究機関・民間企業等と組織的な連携を行いつつ、世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築することで、あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材を育成するとともに、人材育成・交流及び新たな共同研究の創出が持続的に展開される卓越した拠点を形成する取組を推進する事業です。

日本学術振興会 https://www.jsps.go.jp/j-takuetsu-pro/

と書いてあります。現在、多くの大学でこのプログラムは採用されています。

少しわかりにくいので実際にこのプログラムで何をしているのかを簡単にまとめると、企業の先生方からさまざまなことを学びつつ、研究だけでは身につけつことのできない知識を身につけるプログラムになります。

具体的に私がこれまでにこのプログラムで受けた講義は

  • 英語の講義
  • 研究内容のプレゼンテーションの講義
  • 企業で行なっていることの講義

などです。

このように研究だけでは身につけることのできない知識を身につけるという趣旨のプログラムになっています。個人的にはさまざまな企業のお話を聞くなどなかなか普段の研究生活ではできない内容の話を聞くことができるので大変満足しています。

また講義だけでなく卓越大学院プログラムには経済的援助があります。これは大学によって異なっており、一部は大学のプログラム申請書類で確認できます。

ただ、選抜試験があるので申し込んだからといって必ず参加できるわけではありません。僕の通っている大学院では書類審査と面接試験がありました。

ここまで様々な特徴を書きましたが、ここからは実際に私が受講してこのプログラムは参加するべきなのかどうかを書きたいと思います。

卓越大学院プログラムは参加するべきプログラム!

結論はタイトルにもある通り、卓越大学院プログラムは是非とも応募するべきプログラムだと私は思います。

卓越大学院プログラムの概要をここまで書いてきましたが、私は実際にこのプログラムに参加して、このプログラムは参加するべきプログラムであると実際に感じています。もちろん時間的拘束などデメリットがありますが、メリットが十分それを上回っていると僕は思っています。ここからはそのメリットデメリットに関して書いていきます。

卓越大学院プログラムのデメリット

まずデメリットから書きますが、デメリットは

  • 時間的に拘束される

この一点だと思います。

時間的な拘束

具体的には講義を受ける必要が出てくる点と、いくつかの講義にはタスクがあるという点になります。これらに関しては企業の先生による講義などに興味がなければ完全に無駄な時間になってしまうのでデメリットだと思いますが、産学連携は現在の研究における重要なテーマであり、僕はこれらの授業は大変面白いと思ってい聞いています。タスクに関しては自分の研究内容のプレゼンテーションなどがありましたが、これも自分の研究内容をまとめるという点で決して無駄であったとは思っていないので私はそこまでこれらの点をデメリットと感じていません。ただとにかく研究だけしたいという人にとってはデメリットでしょう。

卓越大学院プログラムのメリット

ここからはメリットについて書きます。卓越大学院プログラムのメリットは

  • 経済的援助を受けられる
  • 普段の研究では学べないことが学べる
  • 他の研究者との交流が増える

と言った点があります。

経済的援助を受けられる

これは大学によって違いますが、拘束時間があるとしてもその分経済的援助を受けられているのでバイトをする時間を減らせていると考えることもできます。大学院生にとってお金は非常に大きな問題の一つなので経済的援助という点だけでも入る価値があるのではないかと思います。大学院生の経済的援助という点に関してはこちらの記事に書いているのでこちらも参考にしてみてください。

普段の研究では学べないことが学べる

これも個人的には大きい点ではないかと思います。もちろん自分の研究だけを集中して進めることも重要ですが、将来の就職なども考えて企業ではどのような考え方をしているのかを知ることは重要です。特にこのプログラムが重視している社会実装という点はアカデミアではまだあまり進んでいない分野だと思うのでここらへんの知識を身につけることができるのは良い点です。

他にも英語の講義などもあり、普段はなかなか勉強しないけれども重要という内容に関してスキルアップを図ることができます。

他の研究者との交流が増える

大学院生活は基本的に自分の所属している研究室での研究となるためなかなか他の人との交流がありません。研究においてそこまで他者との交流は必要ないかもしれませんが、他の分野を専門としている学生と交流することで何か新しい発見をすることができるかもしれないです。

卓越大学院プログラムについてのまとめ

まだ始まって数年しか経過していないプログラムですが、とても面白い内容のプログラムだと私は思っています。時間的な拘束はありますがとても貴重な経験ができるプログラムだと思います。そして経済的援助も受けることができます。前回記事にした次世代挑戦的研究者育成プログラムと似ており、どちらも僕は実際に参加しましたが、どちらもおすすめできるプログラムだと思っています。

経済的援助だけでも参加してみる価値はあるのでぜひ大学院に入学予定の方は参加を検討してみてください。

卓越大学院プログラムに似たプログラムで次世代挑戦的研究者育成プログラムもあり、こちらもおすすめのプログラムです。こちらの記事に簡単に書いているので参考にしてみてください。

また大学院生活の経済的援助として比較的有名な学振DCもあります。こちらについてもこの記事にまとめているので参考にしてみてください!

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