妊娠すると多くの妊婦さんはつわりやむくみなど様々な症状で悩みます。
今回はそんな妊娠中のマイナートラブルについて代表的な症状を書いてみたいと思います。
妊娠中の大変なこと①つわり
妊娠5〜6週ころからつわりの症状が出てきます。食べ物の匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなったり、ごはんが食べれなくなったり、嘔吐を繰り返したりします。このように食事が食べれなくなってしまい痩せてしまう方が多くいます。
また空腹時に気持ち悪くなりやすいため、空腹を避ける目的で頻繁に食べ、摂取量が増えてしまい逆に太ってしまう方もいます。
また決まったものは食べられるけど、他のものは食べられないという場合もあります。例えば、ハンバーガーやフライドチキンなどジャンキーなものは食べれるとか、ポップコーンだけは食べれるという方もいらっしゃいます。
一人一人食べれるものは違うんですね。とても面白いですよね。
つわりになったらどうすればいいの?
まずは食べれるものだけでも食べてもらい、赤ちゃんに栄養を与えてあげましょう。
また食事量と同じくらい、またそれ以上に大切なのは水分が取れているかどうかです。脱水になっていないかどうか注意しましょう。
つわり症状がひどい場合は無理をせず病院を受診しましょう。
妊娠中の大変なこと②動きづらくなる
赤ちゃんがお腹の中で大きくなるにつれて、お母さんはだんだん動くのが大変になってきます。
私の勤める病院では妊娠中の身体の重さや動きづらさを体験できる妊婦体験ジャケットというものがあります。立会いクラスなどで、これからパパになる旦那さんに着てもらい、妊婦さんの気持ちを味わってもらっています。
妊娠中はおおよそ7〜10キロほど体重が増えると言われています。これってすごいですよね。なかなかこんなに体重が増えることはないですよね。
妊婦さんはお腹が大きくなるにつれてかがみづらくなったり、腰や背中も痛くなったりします。
どうしたら過ごしやすい?
お腹が大きくなるにつれて動きづらくなってきますので無理をせず、周りの人に手伝ってもらうようにしましょう。
また腰痛・背部痛には妊婦さん用のガードルを巻いたり、入浴中にマッサージなどをしてみてもいいと思います。痛みがひどい場合は病院を受診し温湿布や外用薬を使用してもいいと思います。
妊娠中の大変なこと③むくみ
妊婦さんの約30%にむくみの症状が出ると言われています。
特に足はむくみやすく、妊婦さんの中には靴のサイズを大きくしたりされる方もいます。
また手もむくんできてしまい、痛くなったりすることもあります。
どうしたら過ごしやすい?
まずは過労を避け十分な休息をとることが大切です。
また寝る時に足をクッションの上などに置いたりして挙上することでむくみがとれます。
また食事を塩分少なめにすることも良いです。
またお風呂に入ったりマッサージをするなどして血行を促進させるもおすすめです。
まとめ
妊娠中はこのように多くの症状が出ます。症状も人それぞれ違っていますので、症状がひどい場合には必ずかかりつけ医に相談するようにしましょう。このブログが少しでもお役に立てたら嬉しいです。
参考文献
助産診断・技術学Ⅱ 妊娠期 我部山キヨ子編 医学書院
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